APIエラーでシステム停止→翌日再稼働前に必ず確認すべきこと

2026年4月10日の午後のザラ場中、当システムにおいてAPI通信エラーが発生し、プログラムが稼働停止となる事象が発生しました。
本記事では、実際のエラーログとともに、システム停止時に起こり得る最大の懸念である「二重発注リスク」と、実際に行った対応手順、および再稼働前に必ず確認すべきチェックリストをまとめています。

発生したエラーのログと時系列

今回のエラーは、以下のような時系列と内容で発生しました。

2026-04-10 14:34:09,000 – ERROR – 買注文エラー [Code:4001001]: 内部エラー
2026-04-10 14:52:21,595 – ERROR – [1329] API通信エラー(注文確認): 401 {“Code”:4001007,”Message”:”ログイン認証エラー”}

まず14時34分に[Code:4001001]: 内部エラーが発生しました。
その後、約18分後の14時52分に1329(日経平均ETF)の注文確認処理において[Code:4001007]: ログイン認証エラーが発生しています。結果として、最初の内部エラーを契機にAPIのトークン(認証キー)が無効化されたと推測され、14時52分以降の株価確認・約定確認・発注・残高照会といったすべてのプログラムが通信不能となり、システムが停止しました。

システム停止における最大の懸念「二重発注リスク」

システムが停止した際、最も注意すべきは「稼働停止中に発生した約定の取り扱い」です。

当システムは、翌日の再稼働時に「前日までの未約定注文を一度リセットする」仕様となっています。これは通常の運用であれば問題ありませんが、今回のようにザラ場中にシステムが停止(約定確認のプログラムが機能不全に陥った状態)した場合、深刻な問題を引き起こす可能性があります。

具体的には、システム停止後から大引けまでの間に「本当は約定していて残高に変動があるにも関わらず、システム上は未約定(なかったもの)として取り扱われる」という状態が発生します。

  • 実際:証券口座側では約定している
  • システム:エラーで確認できていないため「未約定」と認識

この状態で翌日に未約定リセットとシステム再稼働を行ってしまうと、すでにポジションを持っている価格帯に対して、システムが「まだポジションを持っていない」と誤認し、二重発注を行ってしまうリスクがあります。

実際に行った対応とチェックリスト

上記のリスクを回避するため、実施した対応は「手動での残高確認」です。次回稼働日までに、以下の手順でシステムと口座の一致を確認しました。

kabuステーションAPIエラー発生後の残高照会画面
  • 対象銘柄:1329(日経平均ETF)
  • 実際の口座残高:62口
  • システムの理論残:62口

上記のように完全一致が確認できたため、取りこぼし約定や二重発注のリスクはないと判断しました。

【重要】自動売買が止まったときのチェックリスト

同様の事象が起きた場合は、システムを再起動する前に必ず以下を確認してください。

  • 当日の約定履歴(手動で全件確認)
  • 保有ポジションの正確な数量
  • 残っている未約定注文(指値・逆指値)の有無
  • システム上の理論ポジションとの突合

「実際の口座」と「システム」の完全一致確認が最優先です。

今後の対応方針とまとめ

今回の「内部エラー(4001001)」の根本的な原因は特定できていません。現時点では、実装済みの「エラー発生時のメール通知」と「手動確認フローの徹底」で対応し、今後同様のエラーが頻発するようであれば「自動再ログイン処理」等のシステム改修を検討します。

【本記事のまとめ】

  • APIエラー後は、まずシステムの完全停止を疑いログを確認する
  • ザラ場停止時に最も危険なのは未約定リセットによる「二重発注」
  • システムを再稼働する前に、必ず口座残高とシステムの理論値を照合する

自動売買は便利な反面、トラブル時の対応に運用者のリスク管理能力が問われます。同様の状況に遭遇した際は、まずは落ち着いて「口座とシステムの一致確認」を行ってください。


【免責事項および用語の定義について】
※本記事における「確定利益」はグリッドトレードの決済による実現損益を指し、「評価損益(含み損益)」は保有ポジションの平均取得単価と現在値(時価)の差額を表しています。
※本記事の内容は、プログラムの稼働状況を記録した「検証ログ」であり、特定の投資手法、システム、証券会社等の推奨や投資助言を行うものではありません。
自動売買およびシステムトレードには元本割れのリスクがあります。過去の成績は将来の利益を保証するものではありません。
当システムは相場変動に伴いポジションを蓄積する仕様上、急激なトレンド発生時には想定外の損失を被るリスクが伴います。最終的な投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。